パッキャオ、「世紀の一戦」前に右肩を負傷していた
AFP=時事?5月3日(日)16時28分配信
ボクシング世界ウエルター級王座統一戦を終えて記者会見に臨み、右肩を押さえるマニー・パッキャオ(2015年5月2日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】2日に行われたボクシング世界ウエルター級王座統一戦でフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)に判定の末に敗れたマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)が、右肩を負傷していたことを明かした。
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パッキャオは、3週間ほど前にトレーニングキャンプ中に右肩を負傷し、このけがで「世紀の一戦」の延期を考えたという。
「ただ、試合の1週間前に肩がだんだんと良くなっていった」と語ったパッキャオは、予定通り試合に臨むことを決断した。
パッキャオは、米国反ドーピング機関(USADA)の許可の下でキャンプ中にうった抗炎症薬の注射を、試合前にも使用することを求めていたが、試合が行われた米ネバダ(Nevada)州のボクシングを管轄するネバダ州立体育委員会(NSAC)がこれを許可しなかった。
積極的で機敏な攻撃を仕掛けると語っていたパッキャオだったが、コンピュボックス(CompuBox)の統計によると、パンチの数では429-435とメイウェザーに及ばなかった。
肩が第3ラウンドに痛み始めたとしたパッキャオは、「肩のせいで思っていたとおりにできなかった」と付け加えた。
それでもパッキャオは、通算成績が57勝6敗2分けとなった黒星について言い訳はしたくなかったという。
「ベストを尽くしたが、自分のベストでは十分ではなかった」
一方でメイウェザーは、パッキャオに対し共感を示し、「自分も試合を迎える中でけがをしていた」と明かした。
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