知事「安全を宣伝していきたい」…火口周辺警報
蔵王山(山形・宮城県境)の火口域周辺に「火口周辺警報」 が出され、周辺の観光地に影響が出ていることから、山形県の
吉村知事は2日、上山市の蔵王坊平地区を視察し、関係者と意見交換を行った。
同地区は、 警報によって全面開通が遅 れている観光道路 「蔵王エコーライ ン」のほか、 スポーツ選手のトレーニング施設
「蔵王坊平アスリートヴィレッジ」があり、観光客や合宿の学生などが集まる場所となっている。
警戒範囲となっているのは火口域の周囲約1・2キロで、同施設などは4~5キロ離れている。
吉村知事は同施設などの視察中に、関係者と意見交換。ペンションの保有者は、「合宿のキャンセルが多く出て困っている」、「安全性をPRしてほしい」などと要望していた。
吉村知事は、「閑散としており、大変な状況であることが分 かった。安全であることを宣伝していきたい」と話していた。
また、県は同日、蔵王エコーラインの開通区間を1・4キロ延長させた。
2015年05月03日
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150503-OYT1T50054.html