有志連合 誤って市民攻撃50人超死亡
5月3日
シリアの状況を監視している人権団体は、過激派組織IS=イスラミックステートへの空爆を続けているアメリカ軍などの有志連合が誤って
一般市民を攻撃し、50人以上が死亡したとして、非難を強めています。
イギリスを拠点にシリアの内戦の状況を監視している人権団体によりますと、アメリカ軍主導の有志連合が1日、
シリア北部の主要都市アレッポの周辺にある村を空爆し、7人の子どもと9人の女性を含む、一般市民少なくとも52人が死亡したとしています。
また、13人が行方不明になっているということで、この人権団体は「ISの戦闘員を狙うという口実の下で有志連合が行っている殺りくを
強く非難する」としています。
これに対して、アメリカ中央軍の報道官はAFP通信の取材に、「一般市民が犠牲になったことを裏付ける情報はないが、引き続き調査する」
としています。
内戦が続くシリアでは、アサド政権の政府軍が反政府勢力が拠点とする市街地や村に空爆を繰り返しているのに加えて、有志連合による
空爆でも住民が巻き添えになるケースが相次いで報告されています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150503/k10010068681000.html