あふれるゴミ・悪臭…カトマンズ、 感染症の恐れ
2015年05月01日
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道路の脇に山積みになった大量のゴミ(29日、 ネパール・カトマンズ近郊で)
【カトマンズ=古屋祐治】発生から7日目を迎えたネパール大地震で、首都カトマンズや近郊では避難者が出した大量のゴミがあふれ、衛生環境の悪化が懸念されている。
行政機能のマヒで収集車の巡回が滞っており、住民からは感染症の広がりを心配する声が上がっている。
カトマンズではここ数日、道路脇や河川敷などの至る所に大量のゴミが積み上げられている。
テント生活を送る避難者らが捨てた生ゴミやおむつ、地震で壊れた電化製品などで、時間の経過とともに、悪臭が強くなり、大量のハエも発生。
野良犬や鳥がゴミを食い散らかし、周囲に散乱している。
地元住民らによると、普段は行政の収集車が毎日のように巡回し、ゴミを集めているが、地震で回収が一時中断。
4月28 日から再開したが、量が多すぎて回収が難航しているという。
ゴミ集積場を管理する行政職員の男性は「崩落したがれきで、収集車が入れないところもある。回収にはまだ時間がかかる」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150501-OYT1T50072.html