志位氏「異常な対米従属」などと批判
共産党の志位委員長は、新たな日米防衛協力の指針、ガイドラインについて、「『海外で戦争する国』への大転換を国会での議論もないまま、
まずアメリカに誓約するのは異常な対米従属の姿勢を示すものだ」などと批判する談話を発表しました。
この中で共産党の志位委員長は、日本時間の28日夜遅くから行われた日米首脳会談について、
「安倍総理大臣は、 アメリカとともに『海外で戦争する国』作りを推進する日米同盟の強化、沖縄・辺野古での米軍新基地建設の強行、 日本の食と農を破壊し、経済主権を売り渡すTPP=環太 平洋パートナーシップ協定の早期妥結など、安倍暴走政治 の一層の推進をオバマ大統領に約束した」と指摘しています。
そして志位氏は、「これらはどれも国民多数が反対しているもので、民意を無視した暴走政治を対米公約としたことを厳しく批判する」としています。
そのうえで志位氏は、日米両政府が決定した新たな日米防衛協力の指針、ガイドラインについて、
「集団的自衛権行使、地球規模で自衛隊が米軍に協力し、軍事支援すること をうたっているが、『海外で戦争する国』への大転換を、国会での議論もないまま、
まずアメリカに誓約するのは、 日本の独立と主権をないがしろにする異常な対米従属の姿勢を示すものだ」と批判しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150429/k10010065001000.html