60回目の人間将棋 26日は糸谷竜王も参加 山形
将棋駒生産が日本一の天童市で25日、恒例の「人間将棋」が始まり、
プロ棋士の指示で駒に扮した甲冑(かっちゅう)姿の人々が白熱の攻防を繰り広げた。
この日の人間将棋は、上田初美女流三段と藤田綾(あや)女流初段が対決。
「いよいよ勝負じゃ」「攻めるぞよ」と掛け合いながら、縦約17メートル、横約14メートルの巨大な盤上を指し手ごとに「駒」が行き交った。
勝負は150手で上田三段が勝利。上田陣営の王将役を務めた天童高校演劇部2年の赤塚直斗さんは
「勝ててうれしい。この貴重な体験を演劇にも生かしたい」と話していた。
人間将棋は1956年に始まり、60回の節目となる今回は、将棋親善大使でタレントのつるの剛士さんらもゲスト参加、
あわせて周辺会場で特産品販売の「楽市楽座」も開かれている。26日の人間将棋は、糸谷哲郎竜王と戸辺誠六段が対局する予定だ。
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