政府は、総理大臣官邸の屋上に小型の無人機「ドローン」が落下しているのが見つかったことを受けて、24時間体制で官邸の屋上の警備を行うことを決め、24日夜から警察官を配置しました。
政府は、総理大臣官邸の屋上に小型の無人機「ドローン」が落下しているのが見つかったことを受けて、24日、杉田官房副長官をトップとする関係府省庁の連絡会議を開き、重要施設の警備を強化することや、小型無人機の規制強化に向けた法整備の検討を急ぐことを決めました。
一方、24日に開かれた自民党の治安・テロ対策調査会や内閣部会などの合同会議では、出席者から「官邸が無防備であることを国内外に発信してしまった」という指摘や、「法規制を待たずに官邸の屋上の警備を常時行うべきだ」などという意見が出されました。
政府はこうした意見も踏まえ、24時間体制で官邸の屋上の警備を行うことを決め、24日夜から屋上に警察官を配置しました。
政府は今後、監視カメラの増設なども検討することにしています。
一方、規制強化に向けた法整備について、政府内では、航空法などを改正し重要施設の上空を飛行禁止区域にする案や、小型無人機を購入する際に氏名などの登録を義務づける案などが出ており、検討を急ぐことにしています。
ソース
ドローン落下受け官邸屋上に警察官 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150425/k10010060351000.html