ドローン事件:福島を都合良く利用しないで…怒りと戸惑い
福島市の福島大4年、斎藤武蔵さん(21)は
「反原発が動機かもしれないが『福島=放射能』というイメージが植え付けられる恐れがある」。
斎藤さんはゼミの一環で、福島市内の水田を農家から借り、作ったコメを東京都内にある福島県のアンテナショップなどで販売。
風評被害の払拭(ふっしょく)に取り組んできただけに「福島を都合良く利 用しないでほしい」と憤る。
脱原発弁護団全国連絡会共同代表の海 渡(かいど)雄一弁護士は
「原発が推進される状況にいらだちがあったのかもしれない。合法的に止めようとしている動きに悪影響が出なければ良いが」と懸念。
自然エネルギーへの転換などを目指すNPO法人環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也さん(56)は「揚げ足を取られる軽率な行動」と指摘した。
http://mainichi.jp/select/news/20150425k0000e040204000c.html