オバマ米大統領、民主党内のTPP懐疑派の批判に反撃
[ワシントン 23 日 ロイター]- オバマ米大統領は23日、任期中の交渉妥 結を目指している環太平洋経済連携協定(TPP)について、
民主党内の懐疑派からの批判に反撃した。
TPPをめぐっては、労働組合や環境団体のほか、エリザベス・ウォーレン上院議員ら民主党の有力議員が、
雇用の国外流出につながるとして反対に傾いている。
大統領は、自身の元選挙キャンペーンチームによって形成された支持団体に対し
「TPPが中間層の家庭にとってよくないという人は何も分かっていない。私は任期中 ずっと中間層の支援に取り組んできた」と指摘。
「私を2度(大統領に)選んだのは商工会議所ではなく、中間層の人々だ」と述べた。
さらに大統領は、自身は医療保険制度の拡充や自動車セクターの救済、金融規制改革などに取り組んでおり、
中間層の雇用に打 撃となる貿易協定に署名すると考えるのは非論理的だと訴えた。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0NF04D20150424