>>145
「ヤクルトヤクルト」としか喋る事のなくなったあかりに絶望し、
さらに冷遇するようになったヤクルト父。
しかし、毎朝ヤクルトを一本与える事だけは欠かさなかった。
そうしなければ夜通し「ヤクルトヤクルトヤクルトヤクルト」の連呼が止まらないからではあるが。
そんな日々が数ヶ月続いたある朝、ヤクルト父がいつものようにヤクルトを持って小屋に行くと、
目を見開き虚空を見つめたまま、あかりは息絶えていた。
しばし呆然として、物言わぬあかりと見つめあうヤクルト父。
どのくらいの時間が過ぎただろうか。ふいに何かに気づいたように足早に小屋を立ち去り、
自室に向かったヤクルト父は、急ぐ手ももどかしそうにPCの電源を入れると、
予てより作成してあったスクリプトを走らせたのだった。
そのモニターを埋めつくしていたのはもちろん
@( ●)(●)@ ヤクルト @( ●)(●)@ ヤクルト @( ●)(●)@ ヤクルト @( ●)(●)@ ヤクルト @( ●)(●)@ ヤクルト