http://dot.asahi.com/news/domestic/2015042200084.html
朝日新聞は15日の社説で「司法の警告に耳を傾けよ」と大きく報じ、
毎日新聞も「司法が発した重い警告」との見出しで、「いくつもの問題を先送りしたまま、
見切り発車で再稼働をすべきでないという警鐘は軽くない」と力説している。
読売新聞は「規制基準否定した不合理判断」であると断じ、「関電が決定を不服としているのは、もっともである」と強調している。
「産経新聞」は「高浜異議申し立て 迅速に決定を覆すべきだ」とまで書いている。
日経新聞の社説は「原発に絶対の安全を求め、そうでなければ運転を認めないという考え方は、現実的といえるのか」と疑問を呈している。
「原発ゼロが続けば、天然ガスなど化石燃料の輸入に頼らざるを得ず、日本のエネルギー安全保障を脅かす。
だが決定はこうした点について判断しなかった」とも書いている。この指摘は日経新聞ならではであり、
朝日新聞も毎日新聞も指摘していない。もっとも朝日新聞も毎日新聞もそんなことはわかっていて、
だからこそ「警告」あるいは「警鐘」と書いているということかもしれないが、いまひとつ説得力を欠くのではないか。