フランス:テロ計画の男を逮捕 銃器や資料押収
【パリ宮川裕章】フランスのカズヌーブ内相は２２日、テロを計画したとして、
アルジェリア国籍の男（２４）を逮捕したと発表した。
男が所持する車からカラシニコフ銃などの武器が見つかり、自宅から教会襲撃を計画する資料などを押収した。
共謀者がいるとみて追及している。
内相の発表によると、男は情報工学の 学生で、１９日朝、
パリ南部で「暴行を受け、けがをした」として救急隊に通報。
脚を銃弾で負傷しており、男所有の乗用車内からカラシニコフ銃や拳銃、
防弾チョッキなどが見つかった。
武器の量から、共謀者がいた可能性があるという。
捜査当局は男の自宅からテロを計画する資料を押収。
内相は「パリ郊外の教会を襲撃する明確なテロの計画だった」と説明した。
またパリ南部の郊外で１９日朝、３２歳の女性が乗用車の中で射殺されているのが見つかった。
現場に残された血痕のＤＮＡが、この男のものと一致。
捜査当局は、男が車を奪おうとして女性に発砲した際、
誤って自分の脚も撃って負傷した可能性 があるとみて裏付け捜査を続けている。
男は昨年、シリアへの渡航を計画したことから捜査当局の監視対象となり、トルコへの渡航が確認されている。
http://mainichi.jp/select/news/20150423k0000m030091000c.html