独 93歳の元ナチス親衛隊員 裁判始まる
第2次世界大戦中にナチス・ドイツの武装親衛隊の隊員だったオスカー・グレーニング被告(93)は、
アウシュビッツ強制収容所に勤務し、1944年5月から7月にかけて
ユダヤ人など30万人の虐殺に関わったとして、殺人ほう助の罪に問われています。
ドイツ北部のリューネブルクで21日、始まった裁判で、グレーニング被告は、当時、
ユダヤ人がガス室に送られ殺害されていたことを把握していたと起訴内容を認めたうえで、
「道義的な責任があることに疑いはない。許してほしい」と訴えました。
グレーニング被告は、収容所に到着したユダヤ人の荷物から現金を奪って管理する係だった
ということで、以前から「自分は小さな歯車にすぎなかった」と釈明していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150422/k10010056451000.html