子どものうそ どう対応すべき?【前編】叱らずに背景にある気持ちをくもう
子どもがうそをついた時、とまどってしまうお母さんも多いと思います。特に幼いお子さまの場合、叱ることがよい対応なのかどうか迷うこともあるでしょう。そこで、スクールカウンセラーの渡辺友香先生に、子どものうそへの対応法をお聞きしました。
3~4歳からうそをつきはじめる
意図的にうそをつくのは、言語能力の発達にも関係しているので個人差がありますが、およそ3~4歳くらいからと言われています。このころのうそは、保護者に叱られないように自分を守るためにつくものが多いです。
4、5歳ぐらいになると、自分が失敗したことを秘密にしておきたいなど、自分のプライドを保とうとして、うそをつくことも出てきます。たとえば、おねしょをしてしまったのに、「していないよ」とうそをついたりします。こうしたうそは、発達段階的に見ればどのお子さまにもある程度は見られる行為ですので、それほど深刻な状況ではないことが多いです。
思春期になっても、細かいことを根掘り葉掘り聞きすぎると、うそでごまかすこともあると思います。年齢に応じて詮索(せんさく)しすぎないことも必要です。
子どものうそは叱ってはダメ
お子さまがうそをついた場合、頭ごなしに叱るのはよくありません。まずは、自分のことをよく見せたかったんだななど、気持ちをくんであげることが大切です。背景にある気持ちを理解してもらえないと、お子さまは次に同じようなことがあった場合も、ますます本当のことが言いづらくなり、うそを重ねるクセがついてしまいます。では、どのような対応が望ましいでしょうか。実際の事例を挙げてご説明しましょう。
以外ソース
http://benesse.jp/blog/20150414/p1.html