ヒグマ:人気者オグリ、症状悪化で安楽死 釧路市動物園
北海道の釧路市動物園(同市阿寒町)は10日、飼育していたヒグマの雄「オグリ」が死んだと発表した。24歳だった。ヒグマの寿命は20?30年といわれ、同園では2番目の高齢だった。
オグリは1999年に「のぼりべつクマ牧場」(登別市)から来園。穏やかな性格で、来場者が声をかけると手を上げることや、目の周りがパンダのように黒っぽいことから人気者になった。
2年前に後ろ脚がまひして立つことができなくなり、今年3月には動くことすらできなくなった。床ずれや血行不全による組織壊死(えし)が進行したため、同園が「これ以上の延命は苦痛を長引かすだけ」と判断し、9日に安楽死させた。
オグリの死により、同園のヒグマは3頭になった。11日から献花台を設ける。
http://mainichi.jp/select/news/20150412k0000m040008000c.html