>>1つづき
動物園のオーナーのアワイダ氏もガザ紛争が はじまった後に、初歩的な剥製技術を学びはじめたという。
「死んだ動物たちを剥製化するというアイデアはガザ紛争がはじまった後に生まれたものなんだ。
それから私たちはネットで技術を調べるなど、試行錯誤しながらノウハウを学んできたんだ」(アワイダ氏)
他にもここガザ地区で獣医を営むサミ・カーダー氏も9年前から剥製の仕事をはじめた。パレスチナによる
イスラエルへの反乱時に、ブラウニーという名のキリンが死んだ時から剥製ビジネスに対して需要を見出したそうだ。
剥製というよりはミイラと言っても過言ではない佇まいの動物たちは、その過程でホルムアルデヒドとおが屑が
材料として使われているという。アワイダ氏は自身が剥製のエキスパートでないことを認識しており
未だ棘のあるヤマアラシの加工には頭を悩ませるが、今日も剥製技術の向上に勤しんでいる。
ここガザ動物園は、このような風変わりな方法を用いながらも紛争地域での経営をやりくりしようとしている。
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