ベラルーシのこちらのサイトでは、
「『アレクサンドル雷帝』:なぜルカシェンコは雷を落とすのか?」と題し、
同大統領の統治スタイルに関する考察が示されている。
過去20年のルカシェンコ体制では、国で何か問題が起きるたびに、大統領が 特有の「ルカシェンコ節」で、
政府や企業の幹部を公衆の面前で叱責するが、結局は何も変わらないということが繰り返されてきた。
この記事は、最近のそんな実例をいくつか紹介している。
その上で、記事では政治評論家のV.カルバレヴィチ氏の以 下のようなコメントを掲載している。
いわく、あれは大統領特有のブラックユーモアだ。ルカシェンコは幹部たちに対して再三、「働きが悪ければ、チェルノブイリ・ゾーンに送り込むぞ。
農機がなければ、馬の代わりにお前が畑を耕せ」といった脅しをかけてきた。
庶民も普段、そうした会話をしているので、こういうブラックユーモアはルカシェンコの支持層にとって
分かりやすいものである。ルカシェ ンコがお偉いさんたちを締め上げるのも、庶民にとっては痛快だ。
ベラルーシ人はお上が嫌いであるが、自分で公に悪口を言うわけにはいかない。
ルカシェンコは、それを利用しているのである。
罵詈雑言を浴びせられる幹部たちの側も、それがルカシェンコ一流の
ブラックユーモアにすぎないことをよく分かっているので、平気である。
以上がカルバレヴィチ氏のコメント であった。
橋下みたいな感じ?