【ワシントン=安江邦彦】米国政府の借金である米国債について、日本が2月末時点で中国を抜いて世界最大の保有国になったことが、米財務省が15日発表した最新の統計で明らかになった。
日本がトップになったのは、2008年8月以来、6年半ぶり。
統計によると、2月末の日本の保有残高は前月比142億ドル減の1兆2244億ドル(約146兆円)だった。一方、中国は154億ドル減の1兆2237億ドルで、中国の方が減り方が大きかったため、残高では日本が中国を逆転した。
米国債の保有は昨年以降、日本がほぼ横ばいで推移してきたのに対し、中国は外貨準備の運用を多様化しており、徐々に米国債の保有残高を減らしていた。
そーす http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150416-OYT1T50082.html