報道番組聴取:民主党安住氏批判 言論の自由に反する恐れ - 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20150416k0000m010060000c.html
自民党の情報通信戦略調査会(会長・川崎二郎元厚生労働相)はNHKとテレビ朝日の報道番組について両社幹部から聴取する方針を固めた。
菅義偉官房長官は15日午前の記者会見で「報道に圧力をかける趣旨では全くない、と報告を受けている。報道の自由をわきまえて党が対応しており、全く問題はない」との認識を示した。
菅氏に関しては、テレビ朝日の「報道ステーション」に出演した元経済産業省官僚の古賀茂明氏が自身の番組降板を巡り、菅氏を名指しして首相官邸から圧力があったと発言。
菅氏は「事実無根だ」と反論していた。
一方、民主党の安住淳国対委員長代理は15日の記者会見で「特定の番組の中身をめぐり聴取するのは、言論の自由という民主主義で最も守らないといけない領域に触れる恐れがある」と自民の聴取方針を批判した。
ただ、民主党は15日の総務・内閣部門会議で、NHKの番組「クローズアップ現代」でやらせが指摘されている問題でNHK幹部を呼び、聞き取りをしている。
ちぐはぐな対応になった。
【木下訓明、佐藤慶】