ゼンショーホールディングスは15日午前、牛丼店「すき家」で牛丼商品を値上げした。
並盛りでは価格を291円から350円に引き上げた。
すき家港南二丁目店(東京・港)では、午前9時前に従業員がメニュー表の取り換え作業を始めた。
新価格を知らせるポスターを店頭に張り出した。
大手3社がそろって牛丼並盛りを300円台で販売するのは2009年11月以来になる。
「すき家」は牛丼チェーン大手3社で最後まで200円台にとどめてきたが、
米国産牛肉の値上がりや人件費の上昇を受けて値上げに踏み切った。
14年に値上げした吉野家などは客数減が続いている。
「すき家」は牛肉など具材を並盛りで20%増量し、商品の魅力を高めて顧客離れを防ぐ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ14HSA_V10C15A4EAF000/