特攻兵遺品 追加寄贈 宇佐市に軍服など17点
終戦前の1945年4月に特攻出撃し、23歳で戦死した元海軍中尉、中根久喜さんの軍服やアルバムなどの遺品17点が14日、出撃前に滞在した宇佐市に寄贈された。昨年に続き、遺族が「戦争資料の発掘や保存活動に熱心な宇佐市で戦争遺産として活用してもらいたい」と申し出た。
アルバムには、訓練や食事など、軍隊生活を撮影した写真が収められているが、撮影場所は不明。そのほか、勲章や大学の卒業証書などもある。
この日、遠縁にあたる村岡宏章さん(鹿児島県姶良市)が市役所を訪ね、是永修治市長に遺品を寄贈した。村岡さんは「遺品を通して出撃までの人生を伝えていくことが、供養になる。多くの人に見ていただきたい」と話した。是永市長は「貴重な資料。平和学習に活用していきたい」と応じた。
http://www.yomiuri.co.jp/local/oita/news/20150414-OYTNT50139.html