春の到来を実感 村岡でザゼンソウまつり
貴重な植生と保護の取り組みを広く周知する「ザゼンソウまつり」(実行委員会主催)が12日、兵庫県香美町村岡区大笹のハチ北高原の群生地で開かれた。座禅を組む僧侶の姿に似ていることから名付けられた不思議な形の花を観賞しようと大勢の観光客が訪れ、春の到来を実感していた。
毎年恒例のイベント。ザゼンソウが群生する湿地約1・5ヘクタールは、兵庫県の天然記念物に指定されている。ハチ北スキー場の今季最後の営業日と重なり、スキー客でにぎわった。
残雪から顔を出す花にちなみ、雪の上で座禅を組んで熱々のそうめん1杯を完食する時間を競う早食い大会には京阪神地域を中心に12人が参加。熱さに苦しみながら麺をすする出場者の姿が観客の笑いを誘った。
1分20秒の記録で優勝した神戸市須磨区の会社員、世良浩志さん(51)は「食べられるぎりぎりの熱さだったが、なんとか食べきることができた。優勝できてうれしい」と話していた。
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