http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2015_0410.html
「日本はAIIBに参加すべきだと思うし、アメリカとともに参加するのが望ましい。
組織の中にいたほうが、影響力を行使することが簡単なのは言うまでもない。
確かに、AIIBの融資基準は、IMFや世界銀行と同じではない。
だからこそ、どうせ設立されるのであれば、中に入って、影響力を行使するほうが理にかなう。はっきり言おう。
AIIBは、みんなでインフラを作るための組織ではない。
資金を融資するかどうかの判断は、中国のビジネスにとって“利があるかどうか”だ。
だからこそ、どうせAIIBが創設されるのであれば、中国に勝手に銀行運営をさせるのではなく、
少なくとも情報を共有させ、影響力を少しでも行使したほうがよい」
「日本政府は、まずは“参加見送りの判断は間違っていた”と認めるべきだ。
それは日本のみならず、アメリカにも同じことが言える。
日米両国はAIIBについて『中国が国際金融システムの中で、アメリカと同盟国の力を弱めようとしており、
日米両国にとって懸念だ』という姿勢を取ってきた。ただ、世界は自分の思うように動くわけではない。
現実には、中国は世界最大の経済大国になる道を歩んでおり、中国がアメリカに対して、“ノー”という実力が増していく。