ローマ法王:「アルメニア人虐殺」と発言 トルコは抗議
毎日新聞 2015年04月13日 00時12分
http://mainichi.jp/select/news/20150413k0000m030099000c.html
【ローマ福島良典】フランシスコ・ローマ法王は12日、バチカンでミサをささげた際、オスマン・トルコ帝国による第一次世界大戦期の
アルメニア人迫害を「20世紀最初の虐殺(ジェノサイド)」と形容した。ロイター通信によると、「虐殺」と認めていないトルコはバチカン
大使を呼んで抗議し、「失望した」と不快感を示した。
迫害を巡りアルメニア側はオスマン・トルコ軍の虐殺で最大150万人が死亡したと主張。これに対して、トルコ側は内戦や暴動など
による死亡であり、「虐殺」にはあたらないと反論している。
(以下略)
法王、アルメニア殺害は「虐殺」 トルコは抗議
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015041201001767.html
http://www.chunichi.co.jp/s/article/images/2015041201001771.jpg
(前略)
法王は昨年11月、国民の大多数がイスラム教徒のトルコを訪問し、異宗教間の融和を訴え、過激派組織「イスラム国」による
テロや暴力の根絶に向けてイスラム圏との関係強化を図ったばかり。今回の発言をめぐり、ローマ法王庁(バチカン)とトルコとの関係が
悪化する可能性がある。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015041200292
AFP通信などによると、法王は過去1世紀の間に人類は大きな悲劇を三つ経験したと指摘。元法王のヨハネ・パウロ2世らが
署名した文書を引用する形で、一つ目がアルメニア人殺害で「20世紀最初のジェノサイド」と広く見なされていると述べた。
トルコのチャブシオール外相はツイッターで「法王の発言は歴史の現実から懸け離れており、受け入れられない」と非難。
(一部抜粋)