「巨大地震が4月12日にくる」という予言がネット中を駆け巡っている。
これは、以前トカナでも紹介したゲリー・ボーネル氏の著書『日本人が知って変えていくべき重大な未来』(ヒカルランド)に掲載された予言なのだが、
これに加えて10日朝、茨城県鉾田市の海岸に約150頭のイルカが打ち上げられたニュースが舞い込んだことで、「当たってしまうのでは?」と話題に拍車がかかった。
これについて、読者にはお馴染み、地震予知に詳しい百瀬直也氏に聞いた。
「ゲリー・ボーネル氏は、『アカシックレコード』という人類の意識集合体にアクセスして予言を行い、
1995年の阪神・淡路大震災も的中させたという米国人ですね。今、まさに日本に来日されていますが、
フェイスブックで更新された『ゲリーから地震に関する最新情報』などを読む限り、12日に大地震がくる可能性は低いのではないでしょうか」
たしかに、その記事の内容を読む限り、東京に渦巻いていた強烈なエネルギーが小さくなっているとある。
さらに『最初にこの地震を予知したのは数年前のことです。私は明確に、東海地方の地震が起きる日付と場所を見たのです。
私はアカシックレコードの情報から2014年から2018年までのこれから起きえる地球のイベントについての講演をし、その内容は2014年の半ばに出版されました。
そして、去年の12月、アカシャにおいて、そのイベントに関する情報の正確性が失われました』(原文ママ/株式会社ゲリーボーネル・ジャパン フェイスブックページより)
と記載されている。なんだか曖昧な表現ではあるが、「4月12日に地震がきます」と語っていないことは確かだ。
また、百瀬氏はこう続ける。
「私が長年研究してきた地震予知のデータを見ても、大地震を日にちまで当てたケースは今のところ思い当たりません。
いい意味で、今回の予言は当たらない可能性の方が高いのではないかと思っています。
しかしながら、茨城県のイルカの大漁打ち上げは地震の前兆である可能性を否定しきれません。
なぜなら、東日本大震災の1週間前、2011年3月4日夜に、茨城県鹿嶋市の下津海岸で、クジラ52頭が打ち上げられていたのが発見されているからです」
地震と動物の異常行動は、必ずしも関連するとは言いがたい。だが、こうした3.11での前例を教訓に、地震に備えておくことは無駄ではない。
予言も同じだ。当たるか外れるかは12日にならないと分からないが、本当に起きてしまってから焦っても、もう遅いのである。
http://tocana.jp/2015/04/post_6176_entry.html