大塚家具は9日、全国16店で最大5割引きで家具を販売するセールを18~30日に開くと発表した。消費増税後の不振に加えて、
創業者の大塚勝久氏との間で繰り広げた委任状争奪戦でブランドイメージが低下しており、セールで販売をテコ入れする。入店時に
会員登録を求めず、販売員の説明が必要かどうかを顧客が選べるように接客手法も変える。
新宿ショールーム(東京・新宿)で9日、記者会見した大塚久美子社長は「時代に合わせて接客の手法は変えるが、よいものを
安く販売するという(創業時からの)理念は変えない」と述べた。また、当面は執行役員を選任せず、6月をメドに経営体制を
見直す方針も明らかにした。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ09HZV_Z00C15A4TI0000/
2015 年 4 月 9 日 19:31 JST 更新
大塚家具は9日、創業者である父と、社長である娘が対立した騒動で、社長が株主総会の支持を得て決着したため、
出直しの「大感謝フェア」を全国16店舗で実施すると発表した。18日から30日の間、家具が数量限定で最大半額となる。
大塚久美子社長は9日の記者会見で、「おわびと感謝をお伝えするためフェアを実施する」と説明。その上で「大塚家具は
お求めやすい価格であることが意外と知られていない。フェアを機に、価格だけでなくコンサルタントの質の高さを知ってもらいたい」
と強調した。
セール期間中は値引きの他、専門知識を持った従業員が客個人に合う寝具を提案したり、来店客にコーヒーや茶を
振る舞ったりする。
[時事通信社]
http://jp.wsj.com/articles/JJ11764443951226653853616715046651725925210