ギリシャの選択肢の幅は日ごとに狭まっているように見える。ギリシャ政府は今、何らかの
プランBの一環としてロシアとの戦略的提携を検討すべきなのだろうか? ギリシャのアレクシス
・チプラス首相がロシアのウラジーミル・プーチン大統領を訪ねる予定になっている4月8日に、
その答えが分かるかもしれない。
チプラス首相はすべての外国の債権者と債券保有者に対してデフォルト(債務不履行)し、
ユーロ圏から離脱し、ギリシャの銀行システムの崩壊を防ぐためにロシア政府から短期資金を
引き出したい気持ちに駆られるかもしれない。
その見返りに、チプラス氏はロシアに対する欧州連合(EU)の制裁延長に拒否権を発動すること
を申し出ることができる。
ギリシャ政府はまた、EUがロシア領土を迂回してカスピ海のガスを利用することを期待している
アドリア海横断パイプラインをボイコットすることもできる。同パイプラインの最長区間(500キロ超)
はギリシャ領土を通過することになっている。
状況がそれほど簡単であればいいのだが・・・。そのような合意のロジックについて憶測が飛び
交っているものの、筆者はいくつかの理由から極めて懐疑的だ。
(続きはソースで)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43438