「自撮り棒」は危険か
昨年暮れに観光地に出かけた時、棒の先にスマートフォンをつけて持ち歩いているカップルを見かけました。何に使うのかと思っていたら、自分の姿を撮影している若者がいて、そうなのかと感心したものです。
その器具が「自撮り棒」と呼ばれ、1980年代に日本で発明されたものだと知ったのは、今年に入ってからでした。
先月14日に開業した北陸新幹線の5駅では「列車や周囲の人に当たる恐れがある」と使用禁止になったそうです。観光地で見た時は、さほど気にならなかったのですが、つえなどと違って人混みの中、撮影に集中するあまり周囲への配慮を欠くケースもあると考えられます。
要は使用する側の心がけ次第ということでしょう。私は「自撮り棒」より「歩きスマホ」の方が危ないと思うのですが…。(編集局次長兼整理部長 村岡繁)
http://www.sankei.com/column/news/150403/clm1504030005-n1.html