昨年9月、東京都北区のラーメン店で、ささいなトラブルから隣の男性客に暴行を加え死亡させたとして、
傷害致死罪に問われた東京都足立区の無職、今西伸一郎被告(38)の裁判員裁判の判決が
3月19日に東京地裁であり、懲役7年(求刑懲役10年)が言い渡された。
■母の姿に被告は…
今西被告は事件について淡々と語っていたが、弁護人から傍聴席に母親が来ているか尋ねられると号泣。
しばらく証言できなくなるほど泣き続けた。
証人尋問で母親も証人出廷。今西被告と2人暮らしで、同じ会社に勤務。昼は一度自宅に戻り一緒に食事するなど、
基本は3食とも2人でとっていたという。家で酒を飲むことはなく、外に飲みに行くのも週1回程度だった。
給与は手取りで15万円ほどだったが、5万円を母親に渡していたという。「やさしくて、親思いで
私にとってはすばらしい息子です」。母親の証言を聞く今西被告は、終始泣き続けていた。
事件の知らせを受けたとき「驚きでどうしていいか分からなくなった」といい、
事件後には42年間勤めた会社を辞め、体調を崩した。
母親は、「事件後に息子から何回も手紙が来て、『家族を巻き込んで申し訳ない。自分のことは
いないものと考え縁を切ってほしい』という内容だった」と、涙ながらに語った。
抜粋してます
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/150402/evt15040219000013-n3.html