肉食恐竜ティラノサウルスの子どもの全身骨格(体長約2メートル)を、凸版印刷と国立科学博物館(東京・上野)が3Dプリンターで復元した。
同博物館は一部改修中のため、7月から展示する。
ティラノサウルスは白亜紀末期(約7200万~6600万年前)、北米に生息したが、子どもの全身骨格はまだ見つかっていない。
そこで、ティラノサウルスと近縁の恐竜で、モンゴル・ゴビ砂漠で発掘されたタルボサウルスの子どもの化石を、0・1ミリ以下の凹凸まで読み取れる精度で3次元計測し、デジタル化。
そのデータに、タルボサウルスより前脚が長いといったティラノサウルスの特徴を反映させて作製した。
同博物館の真鍋真・生命進化史研究グループ長は「今回のティラノサウルスの子どもの姿が本当かどうか、これを見た子どもたちが恐竜学者に育ち、本物の化石を見つけて確かめてほしい」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150401-OYT1T50106.html
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