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電気化学工業株式会社の主要グループ会社、デンカ生研株式会社が、
北海道大学教授と共同でエボラウイルス迅速診断薬の開発を行い、試作品開発に成功したと発表しました。
同社は、インフルエンザ、ノロウイルス、RSウイルスなどの迅速診断キット製品群を有している企業です。
本診断薬は、デンカ生研が製造・販売を行う感染症迅速診断キット「クイックナビ」シリーズのプラットフォームをベースとするもので、
血清を検体とした測定を行います。
エボラウイルスに感染したサルの血清を用いた試験を行い、約15分でエボラウイルス感染の有無が判定できることを確認。
簡便且つ迅速な検査が可能で、電源などが十分でない地域においても活用が期待されます。
今後はエボラウイルス迅速診断キットの実用化に向けて開発を進めるということです。
九州で最も多い年間約160万人が入国・帰国する福岡空港国際線ターミナルでも、
検疫ブースにはエボラ出血熱の関係国などを記したポスターが掲示されています。
空港検疫所支所の職員が連日、「アフリカから到着した人は検疫官に申し出てください」と呼び掛けてきました。
キットが実用化されることにより、疑わしいと判断される帰国者も用意に検査することが出来、
エボラを未然に防ぐことができる可能性も高まります。
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