東京電力福島第一原子力発電所で汚染水が排水路を通じて海に流出していた問題などを受けて、IAEA=国際原子力機関は、来月・4月に、日本に専門家を派遣し、現地の対応を調査をすることにしています。
これは、IAEA=国際原子力機関が30日、発表したものです。それによりますと、日本政府からの要請を受け、IAEAは来月17日から21日まで専門家を日本に派遣し、東京電力福島第一原子力発電所で汚染水問題への対応について調査を行うということです。
また、福島第一原発2号機の屋上の一部にたまった汚染された雨水が排水路を通じて海に流れ出していた問題や、汚染水をためるタンクを囲う「せき」にたまった汚染された雨水が漏れ出した問題などについて、東京電力の関係者などから説明を受ける見通しです。
さらに、汚染水が海に流出した問題では、公表が遅れたことに大きな批判が出ていることから、情報公開の在り方についても意見を交わすことにしています。
IAEAは先月、廃炉作業を検証するための調査団を日本に派遣し、今月中に正式な報告をまとめる予定でしたが、調査のあと新たな問題が相次いで明らかになったことから今回改めて専門家を派遣することになりました。
以下ソース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150331/k10010033471000.html