「疾患でも乗務させた…」と元機長が米航空提訴 こちらは副操縦士が取り押さえる
米ジェットブルー航空乗務中に暴れて緊急着陸したのは、精神疾患が明らかだったのに乗務を認めた同社の過失などとして、
元機長の男性が28日までに、同社に1490万ドル(約17億7500万円)の損害賠償などを求めて米ニューヨーク州の連邦地裁に
提訴した。ロイター通信などが報じた。
男性は2012年3月、ニューヨークから米西部ラスベガスに向かう飛行中の機内で、通路を走りながら「すぐに祈ったほうがいいぞ」などと
テロを思わせるような言葉をわめいた。男性は乗客に取り押さえられ、副操縦士が米南部テキサス州に緊急着陸させた。
男性側は、出発前の会議に出席しないなど操縦するのに不適格な精神状態だったのは明らかだとして、会社側に契約違反や過失が
あったと主張している。男性は運航妨害罪で起訴されたが、同年7月、精神的な疾患を理由に無罪判決を受けた。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/150329/wor1503290020-n1.html