観光名所などの照明を消して地球温暖化の防止を訴えようというイベントが、28日の夜世界各地で行われました。
「アース・アワー」と呼ばれるこのイベントは地球温暖化の防止や環境保護を訴えようと毎年行われていて、ことしはおよそ170の国や地域で、現地時間の28日午後8時半から観光名所や飲食店などの照明が消されました。
このうちフランスのパリでは、エッフェル塔の照明が5分間にわたって消されるなど、市内のおよそ300か所で一斉に明かりが消され、イベントに参加した飲食店では真っ暗になった店内で客がダンスを楽しんでいました。
また、アメリカ・ニューヨークではタイムズスクエアの広告や大型スクリーンが消されたほか、ヨルダンの首都アンマンでは、環境保護団体の施設の照明が消されると、集まったおよそ200人の市民がろうそくに火をともしました。
ヨルダンのイベントに参加した男性は「この取り組みは地球温暖化との闘いに国際社会が結束して取り組んでいることを表していると思う」と話していました。
このイベントは2007年にオーストラリアで初めて行われ、地球温暖化防止への関心が高まるなか、イベントを実施する国は年々増えているということです。
以下ソース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150329/k10010031961000.html