山焼きのはずが山火事に… 見物客の簡易型コンロから燃え移る? 兵庫の砥峰高原
28日午後1時ごろ、兵庫県神河町の砥峰(とのみね)高原(標高約900メートル)で、
「ススキ原から出火し、燃え広がっている」と119番があった。
同高原のススキ原(約90ヘクタール)の一部約300平方メートルが燃え、
約1時間半後に消し止められた。けが人はなかった。
同高原では、同日午後2時から山焼きイベントが予定されていたが急遽(きゅうきょ)中止になった。
当時、約2500人が見物に訪れていた。同町の山名宗悟町長は「多くの人に来ていただいたのに、
このような事態になり残念」と話した。
兵庫県警福崎署によると、山焼きを見物に来た70代の男性2人が、ススキ原の中で
コーヒーをいれようと簡易型ガスコンロに火をつけたところ、ススキに燃え移ったという。
同署は軽犯罪法違反容疑で2人から任意で事情を聴いている。
同高原は西日本有数のススキの群生地で知られ、ススキ原を守り新芽の成長を
促すため毎年春に山焼きを実施。戦前から続き、春の訪れを告げる行事として親しまれている。
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