ハリルJAPAN 内部は「笑ってはいけない24時」のような空気
http://news.livedoor.com/article/detail/9942643/
その本田が試合後、自分のことはさておいて絶賛したのがハリルホジッチ監督の手腕。
「途中で出た選手が結果出したわけでしょ。それって監督の質なんじゃないかな」
「監督の仕事をこの短期間で全員にまで浸透させたのは、彼の経験値だと思う」と、
これでもかと賛辞を並べた。
確かに監督就任からわずか2週間でチームを仕上げたのは見事というほかない。
それはまさに“ハリルワールド”の産物だった。ある代表イレブンはこう話す。
「本当にやるべきことが多いし、緊張感がある。
今回はお笑いのDVDも持ってきてないし、ユーチューブも見てない。
とてもじゃないけど、みんなでワイワイするような雰囲気じゃないし、
息抜きしているヒマなんてない」。
これまでの合宿中の余暇時間にはお笑い好きのイレブンがおのおのの部屋で観賞会をするなど、
ベテランから新入りまで垣根なく共通の話題にして親交を深めてきた。
だが、宿舎で何度となくミーティングを重ねるハリルホジッチ監督は選手に対する要求や課題も多い。
さらに規律やルールを重んじる姿勢も打ち出している。
さすがに「DVD観賞は禁止!」とまでは言わないが、
指揮官が醸し出す張り詰めた空気にイレブンも常に神経をとがらせているのだ。
その様子は、さながらダウンタウンの「笑ってはいけない24時」シリーズの舞台のようだ…。
こうしたムードには、世界で戦う岡崎が
「監督は勝たないと怖いと言われている。脅されているので…」と言えば、
DF内田篤人(27=シャルケ)も「怒ったら怖そう」と話し、チーム内の緊張感は高まるばかり。
ハリルジャパンはイレブンが失いかけていた“厳しさ”を取り戻すことに成功した。
笑っていいのは、ロシアW杯で目標のベスト16を達成した時ということか。