親離れしたいのに、楽な実家から抜けられない35歳女の闇――知られざる女の真実Part12
2015.03.28
出戻りで実家から抜けられない35歳女の闇
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個人的な話で恐縮ですが、実家に帰省すると、いつもコーヒーの淹れ方がわからずに困ります。
見慣れぬコーヒーメーカーを前に「どうやって淹れるの?」と母親に尋ねると「わたしが淹れてあげるから、座ってなさい」と言われ、
結局、母がコーヒーを運んでくるのを待つことになるのですが、それがなんとも居心地が悪い。
「娘なのだから、甘えてもいい」という思いがある反面、「自分が飲むものくらい、自分で淹れるのが筋」という気持ちもあるし、そもそも座っているそのリビングルームの、
かつては馴染み深かったはずであるのに、今となってはどことなく他人行儀な雰囲気に、「どう振る舞えばいいのか」と悩んでしまうのです。
母にもそうです。かつてはその胸に抱きしめられていたほどの濃密な関係であったはずなのに、今では、テレビを見ながら、そこに映っている芸能人の、
どうでもいい話をするくらいのコミュニケーションしか取れない。
30代になり、大人になったからこそ悩ましい“実家”と“母親”との付き合い……というわけで、
今回ご登場いただくのは、半年ほど前に、都心から電車で約1時間半ほどの地方都市にある実家に出戻ったという35歳の女性です。
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