見たところあまり賢そうではないオポッサムだが、その血液が世界中のヘビ毒に効くかもしれないという
研究結果が報告された。
カリフォルニア州、サンノゼ州立大学の研究チームは、北米に生息する有袋類オポッサム(フクロネズミ)の
血液中に含まれるペプチド(複数のアミノ酸からなる分子)に、ヘビ毒を中和させる効果があることを突き止めた。
マウスを使った実験で、米国に生息するニシダイヤガラガラヘビ(学名:Crotalus atrox)と
インドのラッセルクサリヘビ(学名:Daboia russelii)の毒を無毒化させることに成功した。
「ヘビ毒を注入されたマウスにペプチドを注射したところ、中毒症状が全く現れませんでした。
オポッサムのペプチドにこのような働きがあったとは、奇跡のような話です」。
サンノゼ州立大学の化学工学教授クレア・コミベス氏は、この研究結果を3月23日にデンバーで開催された
米国化学会の学会で発表した。
以下略
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032500017/
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