（ＣＮＮ） バチカン市国で２６日、約１５０人のホームレスがローマ法王庁に招かれて市内の名所を巡るツアーに参加した。
特別ツアーはローマ法王庁の慈善事業局が主催した。バチカンの日刊紙オッセルバトーレ・ロマーノによると、一行は３グループに分かれてサンピエトロ広場に隣接する入口から案内され、バチカン博物館やシスティーナ礼拝堂、サンピエトロ大聖堂に隣接する聖マルタの家などを見学した。
ツアーガイドは事業局責任者のコンラート・クラジェウスキー大司教が務め、「聖霊の名のもとに、貧しい人たちへの慈善事業」を行った。
同紙は今回のツアーについて、「普段はサンピエトロ広場の柱の外にある階段しか見ることのできない貧しい人たちが、バチカンの芸術遺産を楽しむ機会を得た」と伝えている。
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