内閣府は27日、男女間の暴力に関するアンケート調査結果を発表した。それによると、今回初めて尋ねた
ストーカー被害について、女性の10人に1人がストーカー行為を受けた経験があると答え、
被害女性の3割が「命の危険を感じた」と回答したことが分かった。
ストーカーの被害経験があると答えた人は、女性が10.5%、男性が4.1%。被害女性の28.9%、
被害男性の15.7%が命の危険を感じていた。
ストーカー行為を受けて「外出が怖くなった」「心身に不調を来した」「眠れなくなった」など日常生活に
支障を来していることも分かった。
加害者は「交際相手・元交際相手」が38.5%と最も多く、「知人・友人」が21.2%、「職場関係者」が20.0%など、
顔見知りの人が8割を超えた。被害女性の18.4%、被害男性の57.1%が誰にも相談しておらず、
内閣府の担当者は「加害者との関係性から、警察などへの相談をためらうケースが多いのでは」と分析している。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date1&k=2015032700131