ニューヨーク(CNNMoney) 米自動車大手フォード・モーターの欧州法人は24日、速度制限標識を読み取って速度を自動調整できるシステムを
搭載したワゴン車「S―マックス」の新モデルをドイツで発表した。
同社によると、新システムでは道路標識認識技術を使って制限速度を読み取り、それに合わせて走行速度を調整する。
「ブレーキをかけるのではなく、燃料の供給量を電子的に調整することによって、エンジントルクを滑らかに制御する」(同社)という。
同システムは世界各地で導入予定。制限速度を守らせて違反切符を切られないようにするのが狙いだが、どうしても速度を上げたい場合は、
運転手がアクセルを強く踏み込めば一時的にシステムを無視できるという。
この技術は、自動運転車の実現に向けた一歩と言えるかもしれない。アウディは昨年、運転手がいなくても時速225キロに到達できる車を発表した。
米グーグルやノキアも自動運転車の実験を行っているほか、自動車部品メーカー、デルファイの「アウディSQ5」は米大陸横断に挑んでいる。
http://www.cnn.co.jp/business/35062335.html
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