新名物"ぷるぷる"舌鼓 湯梨浜でスッポン試食会
温泉水を活用してスッポン養殖事業に取り組んでいる、鳥取県湯梨浜町のはわい温泉・東郷温泉旅館組合（山枡義人組合長）は２６日、同町引地の養生館で、スッポン料理のお披露目と試食会を行った。小指大だったスッポンは、１年半で１・５キロ近くまで成長。
コラーゲンたっぷりの料理は好評で、養殖事業と名物料理の誕生に関係者らは手応えを感じていた。
同組合では「美容」「健康」「長寿」をキーワードにスッポンに着目。２０１３年８月から養殖を開始した。
試食会には宮脇正道町長や鳥取短期大の学生ら約２０人が出席。同館の岩本栄二料理長が「すっぽん鍋」「釜めし」「竜田揚げ」「雑炊」の４品を披露した。
学生の椎名茜さん（１９）と前田美紀さん（１９）は「ぷるぷるしてておいしい。生臭いイメージがなくなった」と堪能していた。
同組合は年間千匹の出荷を目標に事業を進めており、料理が各旅館で提供できるのは来年１月ごろからという。
山枡組合長は「短期間で（スッポンが）大きくなることが実証され、養殖ができることが分かった。美と健康をテーマに名物料理にしたい」と意気込んでいた。
http://www.nnn.co.jp/news/150327/20150327006.html