スペイン政府は25日、ドイツ旅客機の墜落事故に絡み、ツイッターに搭乗者を中傷する投稿があったとして、
捜査に着手したと明らかにした。スペインではソーシャルメディアでのヘイトスピーチ(憎悪表現)は、
刑事罰を科される可能性がある。
ツイッター上では事故後、墜落機の搭乗者について「奴らが全員ドイツ人やカタルーニャ人だとしたら、
これのどこが悲劇なんだ?」といった投稿があった。投稿の多くは、墜落機が出発したバルセロナがある
スペイン東部カタルーニャ地方の住民を標的にしている。
政府高官は記者会見で、こうした投稿が「残酷な表現というだけでは済まされず、犯罪を構成しかねない」と強調した。
独自の文化を持ち独立運動が盛んなカタルーニャは、スペインのそれ以外の地方の住民から中傷やからかいの
対象とされることが多い。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015032600012