同性カップル、市営住宅への入居検討…宝塚市
東京都渋谷区で同性カップルを「結婚に相当する関係」と認める条例案が区議会に提出されたことを受け、兵庫県宝塚市は24日、同性カップルの市営住宅への入居や相談窓口の設置について議論する検討会を4月に設置する、と発表した。
渋谷区と同様の条例案制定も視野に入れているという。
検討会は人権や福祉、教育などの担当者15人程度で構成し、LGBT(同性愛者などの性的少数者)に詳しい学識者をアドバイザーに迎える。
同性カップルは病院で家族としての面会を許可されなかったり、公営住宅に入居できなかったりするケースがあり、当事者からの聞き取りを通じて支援策を検討する。
中川智子市長は「人が自分らしく生きていくための大切な施策。
LGBTの子どもたちが孤立感を抱えている可能性もあり、勇気を持って一歩を踏み出したい」と話し、5月にはゲイであることを表明している大阪市の弁護士を招いて講演会を開く。
LGBTを巡っては、大阪市淀川区が2013年に支援を表明、電話相談や当事者らが集えるスペースの開設などを行っている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150325-OYT1T50037.html