服屋の店員が言う 「お似合いですよ」 「ラスト1点なんです」 は信用できるのか。 #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/03/25(水) 09:26:02.38 ID:HfdsRQIb

「服を買いに行きたいけど、接客がウザいんだよな~」。そんなふうに思ったことはないでしょうか。買い物につきものなのがショップ店員の接客。
「お似合いですよ!」「最後の一点なんですよ!」……そんな嘘か真か怪しい「殺し文句」を操るショップ店員に心を許せないという人も多いでしょう。
今回、私の周りのショップ店員に取材し、「ショップスタッフの定型句」の真偽を暴きたいと思います。

▼定型句その1「お似合いですよ~!」
「そんなバレバレの嘘はつかない」「本当に似合ってないときは嘘でも言えない」というのが大半の意見でした。決まりきった「殺し文句」のようですが、どうやらコレは本音。
そりゃそうですね、誰が聞いてもお世辞にしか聞こえない言葉なんてわざわざ選びません。後述するもっと高度な「殺し文句」があるので、これは素直に受け取ってもOKのようです。
しかし、レディース服のショップ店員の場合は別。女性は脊髄反射的に「きゃー! お似合いですよ!」と言うスタッフが多いのも事実。
ヒドイときだと試着室のカーテンを開けている最中に「きゃー! すごいかわいい~!」なんてことも。……見えてないでしょ(笑)。

▼定型句その2「あと1点しかないんです」
「これは本当。だってお店に戻ってきたら嘘だってバレるし」「どこのお店も在庫はカツカツ。ラスト1点の商品ってのは、そんなに特別なものじゃない」。
ショップスタッフさんといえば「ラスト1点なんですよ~」という売り文句で買わせるイメージですが、これも実は本当のことが多い。
洋服屋がもっとも嫌がる経営的なリスクは「在庫過多」です。洋服は「生地屋」「縫製工場」「ブランド」「小売店」と複数社がかかわって作り上げるものなのでもともとの利益率が非常に低いビジネス。
業態にもよりますが、10点入荷した 商品があるなら6点以上販売しないとその商品単体では赤字です。
死活問題にもつながるため在庫は基本的にタイトで、再入荷があるかどうかは別として「ラスト1点」というのはそんなに珍しい話ではないのです。
なので「あと1点しかない」という言葉は意外にも事実であることが多いのです。

▼定型句その3「どちらがお好みですか?」
「これを無意識にやっている販売員は多いけど効果絶大」「お客様が一つ見てたら、必ず似たような商品をもう一つ持っていって選んでもらいます」。
これは「ダブルバインド」といって相手に断られないセールステクニックの一つとして非常に有名なもの。要するに「NO」と言わせない会話術です。
たとえば、「これ買いますか?」「これカッコイイですよね?」という問いかけに対しては「要りません」「いや別に」など「NO」という回答が可能です。
しかし、「どちらの色がいいですか?」「どちらの商品がいいですか?」という問いかけに対しては、「え?……こっちの色かな」「まあ、こっちの服が好きですね」などいずれかの選択を選ぶことしかできなくなり、「NO」という回答がなくなります。
これ、ある程度、販売や営業の経験がある方なら誰しもが実践していること。
「どちらの商品が好みですか?」「どちらの色が好みですか?」「サイズはどちらがいいですか?」「じゃあこれで決まりですね!」とあれよあれよと購入まで持っていかれます。
ですから、接客されたときには要注意。「いや、もうちょっと色々見させてください」とはっきり言いましょう。

http://nikkan-spa.jp/822065

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