みなべの梅干しガチャポン好評 1カ月余で900個販売
和歌山県みなべ町内の梅農家でつくる「紀州みなべ梅干生産者協議会」が町内と東京都に設置した販売機「梅干しガチャポン」で、今年1月下旬の販売開始から1カ月余りで約900個を売り上げたことが、18日に同町芝の町役場で開かれた協議会の総会で報告された。
本物の梅干しが出てくるユニークなガチャポンで、担当者は「現状は予想以上の売れ行き。若者らに梅干しをPRするきっかけになった」と話している。
地域の活性化に取り組んでいる梅農家らのグループ「みなべ町コラボキッチン」(坂本国之代表)が同協議会に提案し、一緒に企画。
白干しと蜂蜜、シソ、昆布の4種類の味があり、1回200円で、個包装した梅干しとキャラクターのマグネットシート、町や南高梅の紹介などを書いた紙が入ったカプセルを購入できる。
総会では、事務局の担当者が1月下旬に設置してから、おおむね2月末までの販売実績を報告。町内では、町うめ振興館(谷口)161個、JA紀州ほんまもんふるさと産地直売所(東吉田)79個、国民宿舎紀州路みなべ(埴田)17個、鶴の湯温泉(熊瀬川)70個、紀州南部ロイヤルホテル(山内)92個の他、観梅シーズンに期間限定で設置した南部梅林で60個、岩代大梅林では52個を売り上げた。
東京都千代田区有楽町にある県のアンテナショップ・わかやま紀州館では最多の366個が販売されたという。
総会では担当者が「こういうものが産地にあること自体が、梅の町であることのPRにつながるとの効果を狙った。マスコミからも予想以上に反響があった」と報告。
出席者からは「他にも設置してほしいという声がある」「国体の会場に置いてみては」という声も出ていた。
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