殺処分ゼロへ試行錯誤 犬保護施設開設3カ月
大阪市の花博記念公園鶴見緑地で、飼い犬を自由に運動させることのできる施設「ドッグラン」と、飼い主のいない保護犬の譲渡運営施設という二つの機能を併せ持った「鶴見緑地パートナードッグタウン」がオープンして3カ月。
愛犬と飼い主はもちろん、道行く市民ら多くの利用者に保護犬の実態を知らせている。
最終目標は犬の殺処分ゼロだ。
ドッグランを元気よく走り回る犬たちとそれを笑顔で見守る飼い主。
火、金曜日以外の午前11時から午後4時まで開園し、犬の大きさに合わせて3エリアを設けた。
利用は無料だが会員制。会員登録には狂犬病と混合ワクチンの接種証明書(1年以内)が必要になる。
■10年来の構想
「山の中とかでは駄目。都市の一部としてこの施設を造りたかった。10年来の構想です」と話すのは柳原英次さん(54)。
施設運営にあたる一般社団法人「パートナードッグタウン協会」(守口市)の理事長を務める。
「意志ある人たちと、公明正大にやりたかった」と非営利で募金や寄付金で運営資金を賄う。
自身がペット用品を扱う会社を営み、ペットと人が幸せに暮らせるイメージを持てる環境作りは悲願。一昨年、市建設局公園緑化部が公募した鶴見緑地駅前エリアの整備・管理運営事業者に応募し、採用された。
約800平方メートルの敷地にはドッグラン、事務所以外に「どうしても持たせたかった」(柳原さん)というもう一つの機能、保護犬譲渡施設のスペース「はぐくみユニット・ドッグラン」がある。
保護犬は一般家庭が飼育放棄した犬、ブリーダーからの引退犬、警察や保健所が対応した迷子犬などだ。動物の譲渡活動を進めるNPO法人「ラブファイブ」(生野区)が保護している犬を、毎回最大6頭連れてくる。
元気に遊ぶ様子を見たり、真剣に譲渡を考えている人ならばユニット内で触れ合ったりできる。
以下そ
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150322/20150322039.html