公園でサッカーしたら警察に通報?大声も禁止、何もできない公園増で遊ぶ場が壊滅の危機
喫煙、危険物持込を禁止するのはわかる。しかし、写真撮影、ペット連れ、自転車乗り入れ、ボール遊びを禁止する公園が増えており、子どもがのびのびと自由に遊べる環境は減ってきているのかもしれない。
中には、「サッカーをした場合、警察に通報します」といった脅しとも取れる看板を設置している公園もある。
公園の管理者である地方自治体に、近隣の住民から苦情が寄せられた結果、このような措置をすることになったであろうことは推測できる。
しかし、大声を出すことを禁じ、ベンチでの飲食も禁じるなど、行き過ぎと感じる禁止事項も少なくない。
都市公園の整備を目的とする日本公園緑地協会が「キャッチボールのできる公園づくり」という活動の一環として、「公園におけるキャッチボールとバット使用の制限状況」を調査している。
そのデータによると、キャッチボールは「全面禁止」が52%、「日時・場所により禁止」が8%、「禁止していない」が40%、バット使用は「全面禁止」が58%、「日時・場所により禁止」が7%、「禁止していない」が35%となっている。
昨今、幼稚園や保育園の近隣住民が、「子どもの声がうるさい」と苦情を申し立てることも増えているという。そのような中で、公園で騒いだりボール遊びをすることを禁じる流れは世の趨勢といえるのかもしれない。
だが、子どもたちからボール遊びの場を奪えば、サッカーや野球の裾野は広がるだろうか。高い使用料を払って野球場やサッカー場に行かなければボールを使えないならば、子どもはスポーツの楽しさを味わえないで育つだろう。
(略)
http://biz-journal.jp/2015/03/post_9346.html