23日、近く退任する見通しの理化学研究所の野依理事長が会見し、STAP細胞問題の引責辞任ではないと強調した。
野依理事長は、STAP細胞問題の最大の責任は「現場の研究者にあった」と述べ、成果主義など組織のあり方が一番の問題ではないとの見方を示した。
野依氏は近く理事長を退任するとみられるが、「研究不正で組織のトップが辞任した例はない」と述べ、引責辞任ではないと強調した。
さらに、論文に疑念が生じた後の理研の対応について、「社会が求めるスピードとは乖離(かいり)があった」としつつも、十分だったと総括した。
http://www.news24.jp/articles/2015/03/23/07271566.html