夜の街を賑わしてきた居酒屋に不況風が吹き込んでいる。しかも、その勢いは半端でない。
利用主体のサラリーマンが長引くデフレ下で財布のひもを締め、客足が鈍ってきたところに、草食系男子の増殖による若者のアルコール離れが追い討ちをかけ、居酒屋離れに一段と拍車がかかった。その上、最近は円安による材料費高騰と人手不足に伴う人件費上昇のコストアップ圧力が重なり、さながら“多重苦”に見舞われている。
これを裏付けるように、日本フードサービス協会が会員企業を対象にまとめた2014年年間の居酒屋チェーンの経営状況は、売上高、店舗数、客数、客単価の4部門がそれぞれ前年を割り込んだ。
居酒屋の市場規模は1992年の約1兆4600億円をピークに下降線をたどり、2010年以降は1兆円前後まで落ち込んだ。月次ベースの売上高は12年4月以降、前年割れが続き、一段と下げ基調を強めている。
以下ソース
http://www.sankeibiz.jp/business/news/150322/bsd1503221712002-n1.htm